斥候日誌24.1221-1 秩父鉄道5000形 音鉄貸切ツアー前編

2024年の年末、12月21日(土)に秩父鉄道初の音声収録専用列車のツアーがありました。初開催との事ですが、以前c58-363の引き出し訓練ツアーで音声収録をしており、名目上は別にしても初めてという感覚ではありませんでした。引き出し訓練ツアーの乗客は意外にも少なく、指定席を中心として車内を自由に移動しつつボックス席占有で録音が出来ましたから、ほぼ音鉄ツアーのようなもの。この引き出し訓練ツアーは後日記事にするしれません。

この日は西武秩父駅からスタート。この日の西武4000系4017F(E851形ラッピング編成)はこの後、飯能で併結して長瀞へと向かう運用でしたから、後ろ髪を思いっきり引かれつつ一路熊谷へ。(ち・・ちょっと待って、横瀬川で4017F水没撮影したい)

 貸切録音専用列車ですから好きな場所に好きなよう機材を配置出来ますから、普段とまた違った作戦が必要です。何処にマイクを置くか、熊谷まで該当同形式で実際に音を聴きながら向かいたい所ですが、そんな都合よく5000形が来るはずもなく7505Fでした。…乗車していると、運転室と指令所?のやり取りで

  「本日は晴天なり、本日は晴天なり」

と聞こえてきました。なんか令和の時代らしからぬ昭和感溢れる会話が良いです。…どの列車もこうなのかしら。はじめて聞いた、いいね。

車内から時より「チッチッ」と金属音が聞こえる。(あだち充原作漫画のアニメでこういう主題歌ありました) 
以前5001Fを影森始発で羽生まで録った時にも同じ音が聞こえたので、もしかして…まさかとは思いますが車体剛性の軋みなのかもしれません。…いや本当にわかりません。録音されていた音声で気がついた時は携帯電波の干渉かも?これまでマイクに電波由来のノイズなんて入らなかったのに何故?と落胆していましたが。

熊谷に向かう車内で、何処に機材を設置するかを考えているようで考えておらず、現地に到着してから以前5001Fで録った時はデハ5001の後方台車付近だったので、今回は車両の中心、外から見ると秩父鉄道の旧社紋がある位置に設置する事に。

使用されたのは5003F。当初乗り込んですぐ設置して放置するつもりでしたが、熊谷-大麻生-広瀬川原まで機材の設置が許されませんでした。(えっ?うそ!ヤダ~ちょーウケる~♪) 秩父鉄道側からすれば、走行音収録の機会は熊谷羽生往復で用意したので、広瀬川原までの区間はイベント説明の後に車外に出て床下機器の動作音を録ってもらおうという感じ。・・えっえっ!?でもでも折角機材設置したのに追い出さなくてもいいじゃん。(だけど涙が出ちゃう 女の子だもん)

音鉄は乗車したら初めっから終わりまで録りたいものなのよ秩父鉄道さん。(ΦωΦ)フ…♪

広瀬川原車両基地ではヘルメットを被って車外に降り、そりゃもう常識的な範囲で皆様好きなように写真だの音を乱れ撮り録りし、再び熊谷までの区間と停車時間中に機材を仕込んで録音収録開始となりました。






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